2015年12月4日金曜日

必要機材 真空設備 その1 真空チャンバー

何が必要な機材か洗い出し、価格調査を開始します。


 CanSatから始めますが、使用する機材が宇宙で耐えられるか想定しつつ作りたいと思います。
宇宙といえば放射線真空という過酷な条件です。また真空の為機械の放熱が難しいので温度管理も必要となります。
 まずは真空でも動くか実験したいと思い、真空チャンバーを探しました。

主に真空度は以下の3通り

  • 低真空…105~102 Pa 地上~オゾン層
  • 中真空…102~10-1 Pa ロケット
  • 高真空…10-1~10-5 Pa オーロラ
  • 超高真空…10-5~10-9 Pa スペースシャトル、静止衛星
  • 極高真空…10-9~10-12 Pa 月、太陽、銀河
超高真空を実現できる設備が必要です。
設備には真空チャンバーと真空ポンプが必要です。
調査したところ真空ポンプも一般的なコンプレッサーでは低真空までしか実現できません。真空チャンバーは専用のがあるようですが、かなり金額が高いため断念するしかないようです。

まず、低真空か中真空でなら金額的に実現できそうなのでそこを目指します。

その他にも必要な 部品があるので書き出しておきます。

・必要部品
 真空チャンバー、真空ポンプ、真空計
 チャンバーやポンプ・真空計を取り付けるパイプ


取り急ぎ真空チャンバーの価格から調べます。

赤田工業株式会社 http://www.vacuum-chamber.jp/
北野精機株式会社 http://www.kitano-seiki.co.jp/product/chamber.html
株式会社ミラプロ http://www.mirapro.co.jp/products/vacuum_chamber.html
チャンバーの具体的な価格は記載されていません。研究機関や企業が特注で作るようですのでその都度値段が違うためかと思います。大体の値段だけでも分からないと見積もりもできないので、使うサイズを考えます。
 Cubesatは一変10cmの立方体ですので配線等を考えて最小15cm程度のチャンバー内径があれば良いかと思います。もう少し検索してみると、以下の真空チャンバーが見つかりました。
    株式会社フクハラ バキュームチャンバ
  http://www.fukuhara-net.co.jp/vc.html 
 
VC3B6型がサイズもお手頃で手軽に使用できそうです。値段は書かれていませんでしたので、問い合わせました。 参考価格で70万円程度との事… 企業が買うには安い金額かと思いますが個人購入となると躊躇する金額です。真空チャンバー以外にポンプ等他の機材の値段も考えると断念せざるをえません。もうひとつのVC8A200型は大体20万円程度との事。値段的にはよいですが、真空到達度が13Paとあまり機密が高くなく、接続するポートも研究用レベルの接続規格ではないので選択しから外しました。
 いろいろ考えた結果自作する方向でさらに調査します。





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